【五反田校】フリーレクチャー・第10回
この度は報告が遅くなってしまい、大変申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。
五反田校フリーレクチャークラスをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
この『フリーレクチャー』コースは、参加者のご質問に応じてあなたが一番喜ぶ内容を展開していくクラスになります。知りたいも、上手くなりたいも、治してくださいも、全て対応いたします。
加えて、講師全員が皆さまにお伝えしたいテーマを必ずひとつは持ち寄って、皆さまのご要望があればレクチャーできるように準備して臨んでおります。
初心者からベテランまで、ぜひご参加ください。講師一同、気合い入っています!
したがって、A教室とB教室では展開される内容は当然異なりますし、その日にご参加いただいたメンバーによっても異なります。
それでは第9回のA教室とB教室のそれぞれでレクチャーされたテーマをご紹介いたします。
<A教室> 2025年3月1日(土)開催
○バセドウ病による眼球突出症状への対策
・斜視改善の特効ポイント
・睡眠時の腹式呼吸の教育法とその効果
・下肢の水分代謝を活性する気導力注入ポイント
・目に関わる後頭部の筋肉と筋膜調整法
・目と連動して動く部位の調整
(担当:鈴木本部長)
バセドウ病を患って随伴症状はほとんどないが、眼球突出の症状でお困りの三枝さんの症状を改善するケーススタディ。当然、自律神経の調整を主軸としたいところですが、問診等による状況確認から、今回は体内の水分代謝の改善が有効と本部長は判断されました。病気というのはエラーの状態ではないので、回復するのに有利な状態をなるべく長くキープさせてあげる、「この状態であればここは味方になるな」というように身体を調整していってあげる、土台としてなるべく過ごしやすい状態にしていってあげるという観点でポイントを見つけて、改善を図っています。
○坐骨神経痛に関連するポイント
・下肢後面の簡単調整法
・大腿骨外側後縁部の固着リリース
(担当:大井講師)
坐骨神経痛解消のセオリーによって痛みはその場で一時的に解消できるが、良い状態が継続できず、すぐにぶり返してしまう患者さんがいらっしゃいました。山梨から来てくださる方だったので少しでも早く治してあげたいと、体質改善のアプローチなどあれやこれやと施してもなかなか改善できずに…。それが11回目の治療で、「あれっ、ここか?」と思って施したのが『大腿骨外側後縁の固着リリース』でした。結局、これが決め手となり症状は完全解消。それ以来、再発もないので紹介させていただきました。加えて、臀部から下肢後面を簡単に弛緩させるアプローチも紹介しています。
○鎖骨の調整による肩関節動作の活性
・胸鎖関節へのインプット法と周辺皮膚の調整法
・肩鎖関節へのインプット法と周辺皮膚の調整法
(担当:三本木講師)
三本木講師が珍しく下肢のアプローチから離れて、上半身のアプローチを発表。腕を上げる動きに大きな関りを持つ鎖骨の動きに注目したアプローチを紹介。腕を上げる動作における支点は胸鎖関節でなければなりません。そうでないと、腕を上げた時に耳に付きません。鎖骨が正常に肩関節と連動して動くようにするための、胸鎖関節と肩鎖関節に対する丁寧なアプローチ法が紹介されました。
<B教室> 2025年3月8日(土)開催
○肘痛解消の一考察
・肘頭窩へのアプローチ
・上腕三頭筋および連動する筋肉へのアプローチ
・前腕部捻じり動作で交差する皮膚と筋肉滑走の活性
・上腕筋へのアプローチ
・肘関節の融通性確保
(担当:鈴木本部長)
肘症状は性別・年齢問わず、老若男女全てが患う可能性がある症状です。今回は依頼者である百瀬さんの肘症状解消のケーススタディ。肘症状の対応において見逃しがちな上腕三頭筋や肘頭窩へのアプローチ法、前腕の捻じり動作に伴う上腕の皮膚や筋肉の滑走の正常化、なかなか聞くことがない上腕筋へのアプローチなど、とても効果的なポイントへのアプローチが非常に分かりやすく解説されています。
○膝蓋骨リリースと活性による膝関節調整法
・膝蓋骨の可動域確保
※花粉症対策ポイントへのアプローチ法
・膝蓋骨の動きの活性と膝と連動する関節の連動活性
(担当:三本木講師)
下半身へのアプローチをシリーズで紹介している三本木講師が再び下肢に戻りました。膝蓋骨の動きは、立位の際に大腿四頭筋が脱力できているかの指標になります。膝蓋骨は、膝関節がスムーズに動くための滑車の役割を担っているそうなので、膝蓋骨が正常に動かなければ膝関節の動きに支障をきたすことになります。そこに注目して、膝蓋骨の可動を正常化するためのアプローチが紹介されました。膝蓋骨の動きを改善するだけで、驚くほど膝関節が楽になります。
参加者のご要望にお応えする形で展開する『フリーレクチャー』コース。
これまで皆さまが気づかなかった実践的なニッチな情報をお伝えすることで、皆さまの知識の隙間が埋まって、皆さまの引き出しの中にある知識が有機的に繋がっていくような場にしたいと思います。
皆さま、これからの『フリーレクチャー』コースにぜひぜひご期待くださいませ!!!
※あらかじめテーマを決めて展開するセミナーではないのでレジメはございませんが、レクチャーの内容の要点を記した「セミナーメモ」がDVDに添えられます。
セミナーに参加できなかった皆さまは、ぜひDVDをご購入くださいませ。
大井 洋