【五反田校】フリーレクチャー・第4回
【五反田校】フリーレクチャー・第4回
五反田校フリーレクチャークラスをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
この『フリーレクチャー』コースは、参加者のご質問に応じてあなたが一番喜ぶ内容を展開していくクラスになります。知りたいも、上手くなりたいも、治してくださいも、全て対応いたします。
加えて、講師全員が皆さまにお伝えしたいテーマを必ずひとつは持ち寄って、皆さまのご要望があればレクチャーできるように準備して臨んでおります。
初心者からベテランまで、ぜひご参加ください。講師一同、気合い入っています!
したがって、A教室とB教室では展開される内容は当然異なりますし、その日にご参加いただいたメンバーによっても異なります。
それでは第4回のA教室とB教室のそれぞれでレクチャーされたテーマをご紹介いたします。
<A教室> 2024年8月31日(土)開催
○診立てのルーティーンの一例
・問診時に意識すること
・触診の意義とバリエーション
・上肢の操作
・原因の切り分け方
(担当:鈴木本部長)
本部長が日々の治療で行っている、患者さんと対面してから施術に入るまでの診立てのルーティーンが紹介されました。患者さんと対面した瞬間から始まっている視診や、そこから得られる情報によってより多くの情報を得るための心配りと問診時の注意事項、その後の視診のポイントや触診の意義や方法、症状の原因を切り分けるための検査法など、施術に重要な情報をより多く、より確実に得るための一連の流れが、とても詳細に分かりやすく解説されました。皆さん、必見ですよ!
○あお向け時の肩の触り方
・触診のポイントと上肢操作のバリエーション
(担当:鈴木本部長)
立位での上肢操作のコツから始まり、あお向け状態の相手に対する触診のポイントや肩関節の状態を把握するための上肢の操作のコツと注意点、それに伴って行う肩関節周りの触診の方法が解説されました。
○熱中症症状に対するアプローチ
・体温のサーモスタットである延髄へのアプローチ
・体温調整法
(担当:鈴木本部長)
熱中症症状に対するアプローチとして、体温のサーモスタットである延髄へのアプローチ法と、気導術に昔からある体温調整法の活用法が解説されました。加えて、患者さんにアドバイスできるセルフケアの方法も解説されています。
○股関節運動による仙腸関節調整法
・腰痛解消後の動ける意識の活性
・仙腸関節の機能回復
(担当:大井講師)
大井講師が、腰痛患者さんの中で既に痛みはなくなっているのに、症状が出る前までは普通にしていた運動を再開することをためらっているような方に対して、仕上げとして動けることを教育するために活用しているアプローチを紹介。第195回研究実践コースで発表された「仙腸関節の動きを調整して機能を回復させる」として発表されたアプローチを、現場で実践しているやり方で解説しています。
○肩甲骨の動きに伴う肩関節調整法
・肩関節や肩甲骨周りの症状解消
・肩関節の可動域拡大
(担当:三本木講師)
三本木講師が五十肩症状の患者さんに対して、あともう少し可動域をスッキリ広げてあげたいと思って活用したところ、患者さんが驚くほどの効果を発揮したアプローチを紹介。「気の教室」実践Ⅰコースの第4回で「肩甲骨の出し入れをスムーズにする」として発表されたアプローチを、側臥位バージョンにアレンジした形で紹介しています。
<B教室> 2024年9月7日(土)開催
○腹部疾患に対するアプローチ
・本部長がクローン病の方に施したアプローチ
・過敏性腸症候群にも有効
(担当:鈴木本部長)
深堀さんからいただいた
・「本部長が以前クローン病の患者さんを驚くような改善に導いた」という話を聞いたがどのような施術をしたのか?
・それが身近にいる過敏性腸症候群の人に対して応用できないか?
という質問に対して本部長が回答。お腹に対する挨拶から始まり「お腹と対話する」というスタンスで、まずは手術痕を中心とした全体の
腹膜のリリースから入るとのこと。「お腹では奥にある症状が表面に出ている」ので触診によって異常がある個所を定め、出す必要がある
圧痛のみを効率的に出すことを基本として、動物共通の弱点であることを意識してアプローチする。特に骨盤内部に当たる下腹部のインプットや油断できる状態での気導力注入の仕方、さらに内臓に対するアプローチや腹直筋の活性の仕方が詳しく、かつ分かりやすく解説されました。また、治療の構成としてのストレス遮断の意義と重要性、そして有効な活用法、加えて相手に奇跡を目指す意識を持たせるための誘導の仕方などが解説されています。
お腹全般のアプローチ法として、プロの方は勿論のこと、お腹を触るのが苦手だと感じている方は必見ですよ!!
○回旋運動の要になる胸椎調整法
・胸椎7番と8番の調整
(担当:三本木講師)
胸椎の回旋運動の要ともいえ、そこの動きがぎこちなくなると身体全体の動きがぎこちなくなってしまうという胸椎7番と8番の動きの活性法が紹介されました。これも以前、第190回研究実践コースで「胸椎を調整して回旋運動をしやすくする」として発表されたアプローチです。
参加者のご要望にお応えする形で展開する『フリーレクチャー』コース。
これまで皆さまが気づかなかった実践的なニッチな情報をお伝えすることで、皆さまの知識の隙間が埋まって、皆さまの引き出しの中にある知識が有機的に繋がっていくような場にしたいと思います。
皆さま、これからの『フリーレクチャー』コースにぜひぜひご期待くださいませ!!!
※あらかじめテーマを決めて展開するセミナーではないのでレジメはございませんが、レクチャーの内容の要点を記した「セミナーメモ」がDVDに添えられます。残念ながらセミナーに参加できなかった皆さまは、ぜひDVDをご購入くださいませ。
大井 洋