【五反田校】フリーレクチャー・第7回
五反田校フリーレクチャークラスをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
この『フリーレクチャー』コースは、参加者のご質問に応じてあなたが一番喜ぶ内容を展開していくクラスになります。知りたいも、上手くなりたいも、治してくださいも、全て対応いたします。
加えて、講師全員が皆さまにお伝えしたいテーマを必ずひとつは持ち寄って、皆さまのご要望があればレクチャーできるように準備して臨んでおります。
初心者からベテランまで、ぜひご参加ください。講師一同、気合い入っています!
したがって、A教室とB教室では展開される内容は当然異なりますし、その日にご参加いただいたメンバーによっても異なります。
それでは第7回のA教室とB教室のそれぞれでレクチャーされたテーマをご紹介いたします。
<A教室> 2024年11月30日(土)開催
○足部の筋支帯調整法
・上伸筋支帯と下伸筋支帯
・下伸筋支帯を活性する必要性
(担当:三本木講師)
皆さんを「歩きやすくする」ことをテーマに下肢の活性法を紹介している三本木講師が、今回は下肢の土台である足首周りに存在する筋支帯の調整法を紹介しました。過去に第209回研究実践コースで上伸筋支帯と屈筋支帯の調整法が発表されています。そこに下伸筋支帯の調整を加え、上伸筋支帯の調整もアレンジされた方法で解説されています。
○高齢者に対する筋活アプローチの考え方と一考察
・「擦る」という癒しの手技の活用
・日常動作をしやすくするアプローチ
・連動や連携を考慮した活性
(担当:鈴木本部長)
受講生の方が施術している94歳の女性が、最近2回ほど施術後にふらつく感じがすると仰っていたとのことで、その原因としてなにが考えられるかという質問がありました。施術の内容を確認した本部長が原因のひとつとしてあげたのが、私たちが通常用いるやり方の抵抗運動では高齢者にとってはきついということ。そこで、世代が異なるような高齢者に対する筋活性の考え方とアプローチの例が、本部長によって詳しく解説されました
○股関節の筋バランス調整法
・外乱に対する応答性の向上
・インプット2の活用
(担当:大井講師)
三本木講師の皆さんを歩きやすくしてあげたいという考えを受けて、第204回研究実践コースで発表された「股関節の筋バランスを整えて機能を回復させる」を、日頃施術の流れの中で活用している簡易的な形で紹介しました。これは実践Ⅰの内容を考える際に、私が本部長にずっと提案し続けていたものです。第204回で発表されたとき、モデルになった人の外乱に対する応答性の変化がすごく衝撃的だったのを今でも明確に覚えています。
<B教室> 2024年12月7日(土)開催
○耳鳴りに対するアプローチの考え方と一考察
・耳鳴りの種類
・関連部位の見つけ方
・心的要因が絡む場合のアプローチの一例
(担当:鈴木本部長)
耳鳴りの原因は多種多様で、解消するのが難しい症状です。今回、受講生ご自身の耳鳴り解消をケーススタディとして、耳鳴りの種類、関連する部位の見つけ方、原因の切り分け方、心的要因が絡んだケースに対するアプローチの一例などが、本部長によって詳しく解説されました。
○全身の呼吸力活性法
・四肢の呼吸力活性
・頸部の呼吸力活性
・頭部の呼吸力活性
(担当:三本木講師)
三本木講師の患者さんで、コロナ禍になってから治療に来られなくなっていた方が、先日久しぶりに来院されたそうです。その方はコロナ禍が終わった今でもマスク着用が習慣化していて、呼吸が小さくなっていたそうです。そこで三本木講師は、呼吸を正常化するために呼吸力を上げてあげようと施したアプローチで高い効果が得られたとのこと。その一連の流れが今回紹介されました。呼吸は呼吸器のみでしているばかりでなく、全身で大切な呼吸をサポートしているのです。
参加者のご要望にお応えする形で展開する『フリーレクチャー』コース。
これまで皆さまが気づかなかった実践的なニッチな情報をお伝えすることで、皆さまの知識の隙間が埋まって、皆さまの引き出しの中にある知識が有機的に繋がっていくような場にしたいと思います。
皆さま、これからの『フリーレクチャー』コースにぜひぜひご期待くださいませ!!!
※あらかじめテーマを決めて展開するセミナーではないのでレジメはございませんが、レ
クチャーの内容の要点を記した「セミナーメモ」がDVDに添えられます。
残念ながらセミナーに参加できなかった皆さまは、ぜひDVDをご購入くださいませ。
大井 洋