【五反田校】マスターⅡ 第8回 <気血をコントロールして血液循環の能力を向上させる!!/★心身の自在度向上part8 ~血液循環編2>
五反田校マスターⅡをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
<気血をコントロールして血液循環の能力を向上させる!!>
★心身の自在度向上part8~血液循環編2
・高血圧になりやすい身体の例
・頭部への血流が滞りやすい身体の例
・血液の流れをイメージして気を流す
・拍動部から気を注入して血液を元気にする
・股関節の関所を解放して柔軟性を向上させる
・脊柱と連動している首後面の過緊張を緩和する
・血行を意識した自己エネルギー注入法をマスターする
心臓から送り出された血液は、血管を通して全身を巡り組織の隅々まで酸素や栄養素などを届け、代わりに老廃物や炭酸ガスを回収して最終的に心臓へと還っていきます。この働きは、生命を維持するために身体の内部環境をコントロールしている自律神経によって行われており、常に血圧や血流などが生命活動の維持に適切となるよう調節され続けています。しかし、血管の弾力が低下したり、血行を妨げる関所などが多く存在すると、自律神経はその先への血流を確保するために、通りにくいところをなんとか通そうと調整を図ります。その結果が血圧上昇に繋がるなど、自律神経による調整だけでは環境を適切に保つことが困難となり、血圧や血流にトラブルが生じやすくなります。
この自律神経に一任している血液循環の働きは、本来的に意識が及びづらい領域ですが、「気血」という考え方を意識して「気」を操作することで、自律神経の働きをサポートすることが可能です。
今回は、前回の血液循環編を踏まえつつ、健全な血行を妨げる要因の解消を図ると共に、気血をコントロールして血液循環のさらなる能力向上を目指していただきました。
自律神経は一言でいうと、内臓、血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経です。自律神経は、すべての内臓、全身の血管や分泌腺を支配して、私たちの意思とは関係なく独立して働いています。
自律神経は、自分がどんな心境でいようと、どんな状況でいようと、その与えられた状況のなかで粛々と働き続けてくれる自分にとってかけがえのない味方です。身体の内部環境としての状態が悪いとしても、状態が悪いと文句を言いながらも休むことなく、生命維持に適切になるように一生懸命働き続けてくれます。
「そもそも、自律神経がやってくれていることに対して任せっきりってどうなの?」という考え方が、前回を含めたこの「血液循環編」というテーマの背景に存在します。
自律神経が勝手にやってくれていることを、自分が一度意識してみる。これによって、実は身体のなかの働きは変わってくるのです。これを踏まえて、気を操作して血液を動かし、加えて今まで以上に深く関所を解消する前回と今回のアプローチによって、自律神経の血液循環をコントロールする仕事が楽になります。自分のなかで頑張っていた自律神経に余裕が生まれてきます。すると、“睡眠がうまくとれない”“食欲減退”など、それまで自律神経が頑張ってもどうにもできなかったものが、自律神経に余裕ができたことにより、そのようなところまできちんとカバーしてくれるようになります。
このように血液循環編のメソッドは、血圧や血流のトラブル解消のみならず、『安定して回復していく身体』というものを自身が手に入れ、相手にも提供することを目指しているものです。
私がこの回のレクチャーのなかで深く学ばせてもらったことは、高血圧になりやすい身体や頭部への血流が滞りやすい身体において関所となるのが、〇〇〇の柔軟性であるということでした。そうなんだ!という「目から鱗」的な驚きで、またまた人の身体の奥深さ・精巧さに感動し、施術の面白さにさらなる興味を抱いた次第です。
当然のことながら、私は新たなマイブームとして(笑)、日々の施術で使いまくっております!
これまた当然のことながら、その場での効果に患者さんはビックリ・感動します。
「脚が軽い!楽~っ!首まで楽~っ!」と大喜びです。
そして、「〇〇〇が柔軟になると、そこが固かったことで影響を受けていたこういうところも油断できるようになるんで、そこに残った緊張を取ってあげるとこんなところまで楽になるんですよ。ここら辺(〇〇〇の周り)の固さは、高血圧や頭部への血行不良を引き起こす原因にもなりますからね。これで血液循環が(前回の施術効果に加えて)さらに良くなるから、回復力も上がってきますからね。」と説明を添えてあげると、満面の笑顔でご満足いただけます。
なかには、涙を流して喜ばれた方もいらっしゃいましたよ。
皆さまも前回のアプローチも含めてどんどん活用して、周りの方に『安定して回復していく身体』を提供してあげてくださいませ!!
ここまできてもまだビックリが展開されるマスターⅡ、次回はいったい何が披露されるのでしょうか!?
どこまでも進化し続ける「気の教室」!!ワクワク感は高まる一方ですね。
皆さま、ぜひぜひご期待ください!!!
大井 洋