第198回 11月度研究実践コース 心身一新! 脳と身体の疲労を芯から解消 ◎新脳コリpart2&腎気活性メソッド
第198回気導術研究実践コースをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
好きなことならばいくらやっても疲れないという方は多いでしょう。対して、嫌だと思うことを強要されたりすると途端に疲れを感じたりするものです。これは身体にかかる負荷よりも、脳にかかる負荷の方が疲労を感じやすい性質を持っているからに他なりません。この脳に感じる疲労は本来、いわゆる気分転換や睡眠などで解消されていくものです。しかし、久しぶりに来られた患者さんを中心に「ここ最近は休んでも疲れが取れない」という言葉を聞く頻度が増えているように感じます。やはりストレスと感じる生活が長引いていることで脳の過労状態である「中性性疲労」に陥っている方が、とても多くなってきているのでしょう。この中枢性疲労は心身の回復力を低下させるばかりでなく、自律神経の働きも乱してしまうため内臓機能にも大きな影響を及ぼします。
東洋医学でいう「腎」は、腎臓そのものを意味するのではなく、内分泌系、泌尿・生殖器系、そして免疫系や中枢神経系など多岐にわたる機能全般を指しており、生命の営みに欠かせない役割を担っていると捉えています。東洋医学的には、この腎にある気を特に「腎気」と呼び、成長や発育、生殖などに大きく関わると共に、その衰えがいわゆる加齢に伴う症状を引き起こすと考えられています。また、臓器としての腎臓は血液を濾過しながら尿をつくることによって体内の水分や電解質を調整したり、老廃物を除去したりする役割を担っています。同時に、造血ホルモンや骨を丈夫にする活性型ビタミンDを作ったり、血圧の調節などの役割も担う大事な臓器です。
この、腎臓としての機能や腎気の巡りは心身の疲労回復にも重要な役割を担っており、その健全性が中枢性疲労からの回復や維持にも大きく関与しています。今回は、10月に発表した新脳コリのパート2を用いることでまずは「脳の疲労」を解消。加えて、腎に関わりの深い部位に蓄積された疲労や心の乱れを改善して腎臓の働きを活性すると共に、腎気がより働きやすい環境を整えます。これらによって身体の芯に溜まった疲労の一掃を図り、さらなる心身の健全化を目指していただきました。
・脳に溜まった疲労を解消して心身の疲労を芯から抜く
<新脳コリ解消 part2>ⒶⒷⒸ
・腎臓と下肢の腱を調整して筋肉が連携する力を高める
・腎と関連する体幹前面の圧痛を解消する
・腎臓のストレス反応を解消する
・腎臓に太陽エネルギーを補充して腎気を前面に巡らせる
前回公開された「新脳コリ」も、これまで以上の頭のスッキリ感や首の緩み方などの効果に驚きましたが、今回のpart2の効果にも驚嘆しました。
受けてみて、これまでとは違った頭のスッキリ感にビックリ!!なんとも心穏やかなスッキリ感。まるで、心の中が自然な揺らぎを伴ったきれいな湖面のような感じになったのです!私個人的には後日、心にゆとりができて、なんとなく許容できることが多くなったような変化を感じました。(笑)
そして「腎気活性メソッド」は相手をすごく元気にして差し上げられます。「腎気活性」についてはマスターⅢの第10回で発表されて以来ずっと、施術の要点として個人的にすごく大切にしてきました。私の捉え方は「腎気≒生命力」です。施術の際に、症状を改善するのは当たり前のこととして、「元気」に生活していただくために腎気活性のアプローチを加えることを強く意識しています。
今回新たに驚いたのが、腎気活性のアプローチを施すと顔がどんどんリフトアップしていくこと!!そしてアプローチを重ねていくとどんどん顔色や肌つやが良くなり、若々しくなっていくことでした!!これまで気付かずに患者さんにアピールしてこなかったことを悔やんだほどです。(笑)
それほど腎気の衰えが老化現象に直結しているということですね。
気導術は今、最高に面白く、楽しい!!!皆さまも気導術を活用することを、日々楽しんでくださいませ!!
さあ、次回の研究実践コースもどんな凄いことが発表されるのでしょうか!?
非常に楽しみですね!!ぜひぜひご期待くださいませ!!!
大井 洋