第208回 11月度研究実践コース 気導力を活用してアンチエイジングを実行する! ◎老化対策特効ポイント&アプローチ5
第208回気導術研究実践コースをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
昔と比べて身体の動きが硬くなった。以前は平気だった荷物を重く感じるようになった。等々、誰でも若い頃と比べれば身体能力は低下するものです。しかし、こうした老化の兆候を感じた時にそれを問題として何とかしようと思うのか、それとも良しとしてしまうのかで、これからの日々は大きく変わるといえるでしょう。できることならば誰もが、軽い、動きやすい、柔らかい、快適…そんな感覚が湧いてくるような身体で過ごしていきたい筈です。今回も、さらなる若返りの実感と活力に溢れる快適な心身を手に入れるための数々の特効ポイントを用いて、老化の種を徹底解消してまいります。ぜひ、気導力を活用できるからこそ実現できるアンチエイジング領域の効果で、日々をより良きものにしてまいりましょう。
・手掌に蓄積した疲労を解消して上肢を動かしやすくする
・胸骨を調整して肩こりの深部を緩める
・胸椎の柔軟性を確保して下肢の過緊張を解消する
・側腹部を緩めて体幹力を向上させる
・背中と臀部の運動連鎖を高めて腰の負担を軽減する
・ハムストリングスの柔軟性を高めて前屈をしやすくする
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
今回も、難しい手技を用いることなく高い効果を発揮するアプローチが6つ発表されました。私個人としては、いつも以上に仰天アプローチが多かったと感じています。
非常に簡単な方法で関所を解放したり、深部のコリを解消したり、身体の柔軟性を高めたり、驚きのアプローチで下肢の過緊張を解消したり、身体背面の運動連鎖を高めて背中から臀部までを一瞬で緩めたり。
1手目の「手掌に蓄積した疲労を解消して上肢を動かしやすくする」では、手掌に潜む上肢の動きを阻害する関所を解放します。「えっ!?こんなところに疲労が溜まっているんだ!」と驚くような箇所にひと工夫した方法でアプローチすると、疲労が蓄積した深部まで簡単にアプローチできました。それによって手がすごく楽になるばかりか、肩関節の動きが驚くほど滑らかになります。肩を回してゴリゴリいうような方には、持って来いのアプローチだと言えるでしょう。さらに凄いのは、バネ指解消に大きな効果を発揮するところです。実際に東京研究実践コースの水曜日にモデルになった方は、第4指のバネ指がこの一手でほとんど治ってしまいました。
2手目の「胸骨を調整して肩こりの深部を緩める」では、超簡単アプローチで首や肩の深部のコリを解消します。気導術ならではの、気導力の実効性を強く実感できるアプローチです!!受けてみると、首から胸までの中心部分がすごく楽になったことを実感できます。
3手目は「胸椎の柔軟性を確保して下肢の過緊張を解消する」。私個人としては、これが最も驚愕して感動したアプローチです!胸椎の固さが下肢を不要に緊張させていて、腹筋上部の硬さが胸椎を固くしている。この関係に目から鱗が落ちる思いがしたのに上乗せして、それを解消するためのちょっとした道具を使ってのアプローチが本当に驚愕もの!
「下肢は脱力させづらい」と日々施術をしていて感じます。力を抜かせるためにあの手この手でやっとという感じでした。それが、このアプローチだとすごく簡単な手技なのに1~2分ほどで下肢は力が抜けたリラックス状態になってしまうのです。その効果には大感動です。そればかりでなく背中の過緊張も解消されることで、施術ベッドが高級ベッドになったかのように寝心地が極上になります。ということは、睡眠時の仰向けが楽になったということ!そして、起き上がってみれば胸が開いて背筋がピンと伸びた綺麗な姿勢になっています!私は「相手に複数の喜びを与えられる秀逸な一手」だと感じました。
4手目の「側腹部を緩めて体幹力を向上させる」は、側屈の柔軟性を高めることを指標として体幹の捻じれ動作をしやすくすることで体幹力を向上させます。側腹部では走行の異なる筋肉が重なって働いているのでそれらが側屈などで一方向に伸ばされる場合、各筋肉の間で交差が生じます。したがって、各筋肉が充分に伸びるためには筋肉同士のストレスフリーな滑走が必要です。それを誠にシンプルなアプローチで実現します。自然な捻じれを伴う滑らかな動きは若々しさを感じさせるものです。
5手目は「背中と臀部の運動連鎖を高めて腰の負担を軽減する」。これも私には衝撃的なアプローチでした!とても簡単な方法で背中とお尻の運動連鎖を高めると、腰を反らす時に生じる腰への負担が軽減するのです。そして、このアプローチだけで背中とお尻がほとんど緩んでしまいます。要する時間に対するその効果は驚くべきもの!そのコスパに感動します!!このアプローチは、腰痛を患っている方が腰を反らせると痛みが増すという場合でお腹側の原因が少ないと判断される時に、最も効果が期待できる最適な一手です。
最後6手目の「ハムストリングスの柔軟性を高めて前屈をしやすくする」も感動ものの効果を発揮する凄技。アプローチは相手に一定動作を促して、ある箇所の抵抗運動をしてもらうだけです。それだけで前屈時の下肢後面の張り感が減って、前屈の曲がり度合いが一気に増します。セミナー中も多くの人が「人生最高記録」を達成したほどです。私も顔が膝に着くまでになりました!
私個人の感想ですが、今回発表されたアプローチは相手を驚かせつつ大きな喜びに導けて、さらにコスパが良いものが多かったと感じています。それ故、お気に入りのアプローチとして日々臨床の場で使いまくりです。特に「胸椎の柔軟性を確保して…」と「背中と臀部の運動連鎖を高めて…」は一時間治療では必ず取り入れています。これらによって、施術の効率が大幅にアップするからです。さらにこの2手の効果で全員がとてもきれいな立ち姿になることで、若返りを実感してもらえるからです。それは患者さんへのギフトとなり、私は患者さんから笑顔というギフトをいただいています。
おかげさまで、治療の楽しさが増し増しになりました!!皆さまもぜひ修得してくださいませ!
気導術は今、最高に面白く、楽しい!!!皆さまも気導術を活用することを、日々楽しんでくださいませ!!
さあ、次回の研究実践コースもどんな凄いことが発表されるのでしょうか!?
非常に楽しみですね!!ぜひぜひご期待くださいませ!!!
大井 洋