第214回 6月度研究実践コース 新エネルギー注入法&内臓ストレス遮断! ◎タイムスキャンA 注入法 <設定伝授>
第214回気導術研究実践コースをご受講いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
人と人を繋ぐA設定の役割
愛する人に健やかでいてほしいとの願いは、万人に共通するものです。あなたが大切な人に元気でいてほしいと願うように、あなたのことも元気であってほしいと誰かが願っています。この根源的な願いを意味的に含んでいるエネルギー注入法が、初めて気導術を身に付ける際に習得したA設定です。初級の段階では、A設定は気導力を放出するためのスイッチの役割であると解説しています。しかし、そこから「治す人」としての資質を高めて、自身にある「誰かを大切に思う根源的な願いへの価値観」を顕在化できる段階に至れば、A設定が担う人と人を繋ぐ架け橋の役割はさらに高まっていきます。
タイムスキャン呼吸法とA設定の融合
気導術で設定している文言はいずれであっても、その文面としての意味合いを超えて様々な意義が込められており、その領域も含めて効果に反映されています。それはタイムスキャンテクニックにおいても同様ですが、その際に用いる「誕生」と「現在」の文言を「A設定」に置き換えて設定することで、エネルギー量や浸透力が非常に高いタイムスキャンA注入法として用いることが可能になります。この注入法においても、タイムスキャンテクニックと同様に潜在意識を通じてブラボーポイントに願いを届けることで「自然治癒力が諦めてしまったその先も治し続ける力」の発揮に繋がります。また、通常のタイムスキャンテクニックと併用することでさらなる効果への期待値が高まります。
内臓に蓄積されたストレスを遮断する
内臓は、それぞれの臓器が果たしている機能的な役割を担っているばかりでなく、心身に流れるエネルギーのバランスや量の維持などにも大きく関与しています。また、内臓の不調を原因として心身に生じる関連症状も様々にあり、抜けづらい疲労感や症状の再発なども、これら内臓の不調が主な原因となっていることが多いといえるでしょう。一般的に内臓の健康を維持するためには、食生活の乱れや運動不足、過度なストレスなどに対処する必要があります。しかし、ストレスに関しては患者が自身だけで対処するのは難しいことも多く、長期間にわたって解消されないまま蓄積してきたストレスが大きな要因となって内臓の回復を妨げてしまっているケースがよく見られます。この蓄積されているストレスの解消にはタイムスキャンA注入法の特性である浸透力の高い注入法が著効を示します。
○手掌に蓄積しているストレスを抜いて手掌の能力を引き出す
○自身の手掌と相手の身体を調和させる
○タイムスキャンA注入法を習得する
・タイムスキャン呼吸法のルートにA設定を文言として合わせる
・タイムスキャン呼吸法にA設定のシンボルを設定する
・ブラボーネットワークから手指へとシンクロさせる
○タイムスキャンA注入法を活用する
○内臓に蓄積されたストレスを遮断する
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
タイムスキャンテクニックの要である「タイムスキャン呼吸法」。タイムスキャンテクニックのStage4では2指をブラボーポイントに、Stage5では5指をブラボーネットワークにシンクロさせることによって指の情報伝達能力を向上させた上で、「タイムスキャン呼吸法」を気導力注入法として活用いたしました。指自体が発揮する能力による相乗効果があるとはいえ、「タイムスキャン呼吸法」が発揮する効力の高さは皆さまがご実感の通りです。
一方、気導師である私たちが気導術の門を叩いてから一番初めに習得した気導力注入法が「A設定」です。その際に「A設定」は気導力を放出するためのスイッチの役割であるとレクチャーされ、私たちはいまに至ってもずっと使い続けています。しかし、「A設定」の役割はそればかりではなく、その文言にはすごく深い意味が込められていました。それは愛する人に健やかでいてほしいという願いです。それによって「A設定」は人と人を繋ぐ架け橋の役割をも担います。私たちが「治す人」としての資質を高めて、自身にある『誰かを大切に思う根源的な願いへの価値観』を顕在化できる段階に至れば、A設定が担う人と人を繋ぐ架け橋の役割はさらに高まるのです。
今回は、この2つの気導力注入法のそれぞれが持つ優れた力を融合させた「タイムスキャンA注入法」を習得していただきました。エネルギー量や浸透力が非常に高く、優れた効果を発揮する新たな気導力注入法です!
メインとなる「タイムスキャンA注入法」以外にも、皆さまには「治す人」としての大切な要素を習得していただきました。
まずは「手掌に蓄積しているストレスを抜いて手掌の能力を引き出す」では、ストレスのない手で触れると自身であれ他者であれ、触れたところが柔らかくなることをご実感いただきました。手はあらゆる仕事をすることにより、機械的なストレスも溜まります。人には本能的に感覚するストレスのセンサーがあるので、ストレスが溜まった手で触れられれば、その手のストレスを察知して身体は防御反応として固くなるのです。人に触れる際の相手への礼を踏まえた備えとして、手掌のストレスケアの方法とその必要性を学んでいただきました。
次に「自身の手掌と相手の身体を調和させる」ではその方法を習得。調和させることにより相手の身体と一体化した自身の手からは力や意識など、すべてが伝わりやすくなることをご実感いただきました。調和させることにより、触れられて気持ちが良く、触れていて気持ちが良いといった上手な触れ方ができるようになったのです。
これを習得することで、これから先のすべてのアプローチの質が変わると言っても過言ではありません。これは私の経験からお伝えする言葉です。
そしてメインの「タイムスキャンA注入法」。人と人を繋ぐ力によって一気に身体の奥に入ってくる浸透力と、中からブワーっと膨らんでくるかのようなエネルギー感は圧巻でしたね!当然、その心地よさは極上で、その効力も驚くべきものでした。まさに「中から治っていく」感覚をご実感いただけたと思います。
最後に、タイムスキャンA注入法の特性を活かした「内臓に蓄積されたストレスを遮断する」を習得していただきました。私は個人的にこれに一番の魅力を感じました。このアプローチの効果を、「心身の健康のベースを整えて回復力・治癒力を底上げする、どんな人にも必要なもの」と感じたからです。それがどれだけ高い効果を発揮するのかは、実習の場で受けた皆さまの表情からひしひしと伝わってまいりました。おかげさまで「これは人にとってすごく良いものなんだな」と強く実感した次第です。
それ故、私は担当患者さん全員にやって差し上げたいと強く思い、実際に現在一日数人の患者さんに施しています。マイブームです!
7月の研究実践コースもすごいです。施術の実力向上間違いなし!!
皆さま、ぜひご期待くださいませ!
大井 洋