【五反田校】5/9(土)上級ⅡA第6回 <関節の機能を維持回復させる!!/★ロコモティブシンドロームの予防メソッド>
五反田校上級ⅡA教室をご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
<関節の機能を維持回復させる!!>
★ロコモティブシンドロームの予防メソッド
今回はロコモティブシンドロームの予防を目的にした、「関節の機能を維持回復させる」ためのメソッドを習得していただきました。
厚生労働省により、“ロコモティブシンドローム”とは「運動器の障害のために自立度が低下し、介護が必要となる危険性の高い状態」と定義されています。略称を“ロコモ”、別名を“運動症候群”といいます。高齢者を中心にその予備軍も含めて、4,700万人いるとも推定されています。
それだけではなく、昨年4/23に放送されたNHKの番組「子どもの体に異変あり~広がる“ロコモティブシンドローム”予備軍~」では、そのリスクが子どもにまで広がっているとの指摘の声が上がっていると報じています。しゃがめない、前屈ができない、手首が十分に反らない、肩が十分に上がらないなどといった、運動器に異常が認められる子どもがたくさんいるそうです。埼玉県のある中学校では、3年前から関節や筋肉などの運動器の状態を調べる検査を行っており、5つの動きを見る検査の結果、なんと52.8%の生徒の運動器が十分に機能していないことが分かったそうです。宮崎では、8,000人の小中学生を調べたところ、23%の子どもが運動器に問題があると判明したそうです。
したがって今では「子どものころからのロコモ予防が大切である」との考えが定着し、文科省では2年前から、運動器の機能不全や障害を早めに見つけ出し、適切な指導や治療につなげられるよう、学校での健康診断を見直す動きが始まっているということです。
超高齢化社会である日本において、医療費や介護給付費用の増加は確実に起こるべくこととして予想できます。社会保障の負担の軽減からも、高齢化が急速に進展する中で重要なのは、『健康寿命(日常生活に制限がない期間)を延ばし、できる限り日常生活に制限なく生活を続けられるようにする』ことです。
今回の「関節の機能を維持回復させる」この予防メソッドは、社会で懸念されるこのロコモ問題に対して有効な対応策として提示できる、社会的にも有意義な意味を持っていると私は感じています。
皆さまも、大切な方の運動器の状態を確認してあげ、機能不全が認められるようであったらこのメソッドを主軸にして回復させ、かつ良い状態を維持できるように助けてあげてください。いつまでも制限のない日常生活を送れるように…。
次回は「ラポール三角注入法~進化バージョン~」です。『意識的に気導力の流れをコントロールする』手法の1つとして、第2回で「サーキュレーションテクニック」を習得していただきました。次回はその第2弾です。「ラポール三角注入法」を、【凝縮】の概念を持って気の流れをコントロールして気の密度を高めることにより、さらに効果的な注入法として進化させます。これも、凄いですよ!!
皆さま、ぜひぜひご期待のうえご参加ください!
大井 洋