第192回 4月度研究実践コース コロナ禍の今の身体に必要な技と効果! <活力全快&全身パワーアップアプローチ>
第192回気導術研究実践コースをご受講いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
新しい年度の始まりとなる4月は、これからの一年を思い自然と力が漲ってくる節目の月です。また、暖かくなったらこれをやりたい、春になったら始めよう、と冬の寒さに耐えながら誰もが心待ちにしていた季節でもあります。そんな晴れやかで心弾む春は、心も身体も活力全快でスタートを切りたいと多くの方が願っていることでしょう。
活力とは「活動のもととなる力」のことで、毎日をより自分らしく生きる力、物事を元気に楽しめる力、将来を楽しみに思える力なども活力が土台を担っています。意欲や行動力などにも活力は関係が深く、充分な活力があってこそ意欲を適える行動を起こせるようになります。もし、活力が足りなければ意欲を振りしぼったとしても行動を面倒に感じることもあるでしょう。行動力に変換された活力は内から湧き出る大きな力となり、それを受け止めることのできるパワフルな身体の準備も必要です。
そこで今回の研究実践コースでは、活力に溢れるパワフルな心と身体を手に入れるための様々なアプローチを習得していただきました。
今回の研究実践コースもすぐに活用したくなる全身へのアプローチが盛りだくさんで、セミナー中は受講生の皆さまの驚きと喜びの声で賑わいました。気の流れの境界部を整えることから始まったセミナーは、初手から「え~!ここの流れを整えるなんて考えたことなかった。」「すごく伸びて気持ち良い!」と大盛り上がり!!大胸筋・広背筋のストレッチ、前鋸筋の活性を施すと胸が広がり肩の余分な緊張が抜けて、肩コリ感や呼吸の改善のみならず、表情までもが明るくなりました。また足首のアライメントの調整や下肢の力の伝導軸を整えたり、腎臓と副腎の疲労を解消して、活力増進を目指すアプローチを実習!セミナーが終わる頃には受講生の皆さまの表情がとにかく明るく活力あふれる笑顔だったことが印象的で、皆さまも活力全快の身体を実感されたことと思います。
私も患者さんの症状に合わせて毎日のように使っています。最近接骨院では、草取りなどで肩や腰を痛めてしまう方や、自宅にいることが多くなんとなく身体が重いという方が多いように感じます。例えば、先日来院されたBさんは、仕事や家のことで心配事が多く、その日は腰から下腿にかけて重たいという症状で来院されました。はじめに症状のある腰から下腿にかけてインプットを施した後、いつもならスト遮を入れるところを、副腎ポイントと腎臓にアプローチをしました。アプローチ後、事前に確認していた胸鎖乳突筋の硬さを確認すると「全然痛くない!」と圧痛が解消されました。起きて確認していただくと、「なんか頭がすっきりした!」「あれ?腰もすごく軽い!これなら動ける!!」と大変喜んでくださいました。Bさんの表情もにこやかになり、私もとても嬉しかったです。
今回の研究実践コースも、すぐに使って差し上げたい方の顔が次々と思い浮かぶ内容ばかりでした。また一手一手の効果が高く、いつも使っているアプローチに加えるだけでさらなる効果が実現されます。今回の技も一人でも多くの方に身に着けていただき、たくさんの方と喜び、感動、そして笑顔を共有してほしいと強く思います。
すぐに使える様々な即効アプローチが次々と発表され、楽しさ、驚き、感動が何倍にもなり、気導術はいま最高に面白いです!!
来月の研究実践コースではどんな技が発表されるのでしょうか。
皆さま、ぜひご期待ください!
三枝 幸祈