第206回 9月度研究実践コース 老化の種を解消してアンチエイジングを加速する! ◎老化対策特効ポイント&アプローチ3
第206回気導術研究実践コースをご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
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同年代の人と自分を比べた時に、どちらが若いか老けているかを気にされる方は多いと思います。ほとんどの方は、自他ともに認める若々しさを保っていたいと思っているのが本音でしょう。年齢を重ねていく年月は平等ですが、老化の進行は人によって驚くほど違うものです。一般的には30歳くらいから老化が始まるといわれていますが、加齢と老化はイコールではありません。今が何歳だとしても若さを実感できるような身体を保つためには、老化のサインに気付き、その種から解消できる方法を実践していくことが大切です。今回は、症状の解消はもとより、身体のキレや伸びやかな動き、力の入れやすさや安定感などを低下させている老化の種の解消を図ることでアンチエイジングを加速していただきました。ぜひ、かつての自分に出会える喜びを多くの人と共有してまいりましょう。
・肘の捻れクセを解消する
・肩甲骨の運動機能を回復する
・広背筋を調整して肩の柔軟性を向上する
・乳様突起に固着する筋膜を調整して頸部の自在度を高める
・腸腰筋の癒着を解放して股関節の自在度を高める
・ケーラー脂肪体を調整して足首の可動域を確保する
・身体の中心を通る力を発揮する
―――――――― <レジメ前文と内容> ――――――――
今回も凄技が7つ発表されました。非常に簡単なアプローチなのに相手が驚くほどの効力を発揮するものが5つと、身体構造を踏まえたちょっとテクニカルだけどすごく丁寧なアプローチ2つという構成。メソッドとして活用すれば、それだけで「全身楽」に導ける凄技ばかりです。
人の身体は、疲労の蓄積によって上肢や下肢を身体の中心に向けて引き寄せる力が衰えてきます。しかし、この衰えは日常生活のなかではなかなか感覚できないもの。まさに「老化の種」なのです。
これをちょっとした小物を使った工夫をすることで、とても簡単なアプローチで活性できるようにしたのが「肘の捻れクセを解消する」と「身体の中心を通る力を発揮する」。目から鱗のアプローチ法とその効果に自分も相手も本当に驚きます。道具は使いませんが「肩甲骨の運動機能を回復する」も、実に簡単な方法で肩甲骨を内に寄せる力を活性させるものです。
他の4つのアプローチは、体幹をしっかりと支えるために重要な部位の「老化の種」を解消するものです。どれもその一手が発揮する効力に驚くものばかりで、自分の身体に起きた変化に感動します。私は個人的に「腸腰筋の癒着を解放して股関節の自在度を高める」に大感動しました。これまで、腸腰筋の改善には手こずるケースもあったのですが、「この一手があれば、もう大丈夫!」との確かな自信が得られました。
今回も、実習のたびに会場のあちらこちらから驚きの喚声が聞こえてまいりました。「できなくなっていたことができるようになった」はまさに若返りです。それが実感できれば、誰でも嬉しいですよね!!
恒例となりましたが、私はまたまた臨床で使いまくりの毎日です。それも1時間治療であればメソッドとして活用しています。なぜなら今回のアプローチは特に、「短時間で確実に『全身楽』を実感させられる」と自分が体感することで確信を持ったからです。
事実、シンプルに通してみると約40分という感じです。したがって、患者さんの状況に応じて2、3手追加できる時間が残せます。自分が余裕を持って施すプラスのアプローチによって、患者さんの満足度はさらに上がりますよね。
患者さんの笑顔が加速度的に増える日々。施術の楽しさも加速度的に増してまいりますよ!!
気導術は今、最高に面白く、楽しい!!!皆さまも気導術を活用することを、日々楽しんでくださいませ!!
さあ、次回の研究実践コースもどんな凄いことが発表されるのでしょうか!?
非常に楽しみですね!!ぜひぜひご期待くださいませ!!!
大井 洋