【五反田校】実践Ⅰ 第2回 <四肢に潜んでいる老化の種を解消してアンチエイジングを実行する!!/★アンチエイジングメソッド part2>
五反田校実践Ⅰ教室をご受講いただきました皆さま、ありがとうございました。
<四肢に潜んでいる老化の種を解消してアンチエイジングを実行する!!>
★アンチエイジングメソッド part2
・手掌に蓄積した疲労を解消して上肢を動かしやすくする
・三角筋や上腕三頭筋の固さを解消して背中の流れを整える
・大腿部に蓄積しているコリや固さを解消して脚に若さを取り戻す
―――――――― <レジメ前文> ――――――――
30年前の70歳より、今の70歳の方が若々しいと感じる方は多いでしょう。これには、医療や食生活が変化した影響も多分にありますが、何よりも若々しくありたいという意識を持つ人が増えたことが最も大きな要因ではないかと思います。そういった意識も相まって、健康であることはもとより、できる限り若々しくありたいという人々の思いは今後ますます大きくなってくることでしょう。
アンチエイジングとは、人間の老化現象を遅らせ、またはその影響を軽減するための取り組みや方法を指す言葉です。その実現には、健康的な生活習慣の維持、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスの管理などが重要であると一般的に述べられています。これらは確かに重要な要素として欠かすことのできないものです。しかし、平均寿命が大幅に伸びた現代において、歳を重ねたとしても若々しくありたいとの願いを現実のものとするためには、より効果的に心身をケアできる方法が必要です。
時間の流れは誰にでも平等ですが、老化の進行は人によって驚くほど違うものです。患者さんを診ていると、同年代の方と比較した際に、老けていると実感されている方の身体には、総じて「老化の種」と言えるような「疲労の蓄積」を身体のあちこちに抱えている傾向があります。老化のスピードを緩めるためには、それらの解消とともに「老化の種」が溜まりにくい身体にしていくことが重要だと実感しています。
今回は、手掌や肩に潜んでいる「老化の種」を解消していくと共に、それらが関連している背中や腰の機能回復を図ります。併せて、大腿部に生じている「老化の種」を解消することで、歩行や姿勢にも大きく関与している脚の若さを取り戻すためのアプローチを習得いたします。
―――――――― <レジメ前文> ――――――――
「気の教室」や研究実践コースで『アンチエイジング』を主軸に展開していた時期が長くありました。そこを振り返ってみると、「やはりいつでもアンチエイジングは必要だな」と再認識します。
時間というものを考えた時に、「時間を薬とするのか、それとも老化とするのか」では大きな違いがあります。当然、時間は薬にしたいものです。時間が経てば色々と治っていくというものはたくさんあります。どこかにマイナスがあったとしたら、それがどんどん0に向かっていき、さらにプラスの領域にまで至るのであればそれが一番良いことです。
一般的に人は誰しも、風をひいたり、腰が痛かったりと病気や症状を患ったとしても、それが治らないなんて考えもしなかった時期があるはずです。やはり、人には回復力というものがあって、ちゃんと回復してくるというのが当たり前です。患者さんにしてみても、治療の助けを得て時間を薬として回復していきます。若い人などは特にそうです。
それがなにをしても治らないという経験をしたことによって患者モードに陥ってしまった方にとって時間は老化に繋がり、さらに治りにくくなってしまうでしょう。そこをまたちゃんと健康を回復させてあげるのが私たちの役割だと思って、日夜奮闘しています。
ある程度年齢を重ねると「これは老化現象だよね」という症状や身体の変化が出てきます。
若い人でも該当するものはあります。その時に、「老化だから仕方がない」として諦めるのか抗うのかで、その先過ごす時間が自身にとってどのように働くかが全く変わってくることは明白です。
世の中には老化に抗うアンチエイジングの方法や考え方は様々あると思います。施術の観点からすると、老化現象にはその変化を引き起こす「老化の種」が存在すると考えます。こういうところを放っておくとそのまま老化現象に繋がってしまうという、自己回復が難しい疲労の蓄積ポイントです。施術による『アンチエイジング』とはその「老化の種」の解消を図ることです。解消できるものであれば率先して解消して、良い状態をなるべくキープできるような状態に調整していきます。また、そこを鍛えることが必要であれば様々に活性を図ります。それによって、老化に抗うばかりでなく、逆に「なんか若返っているよね」という感覚が持てるようになるところまで目指すのが、気導術における「アンチエイジング」です。
気導術を続けてくださっている皆さまに「またここから新たな価値が生まれたよね」と思っていただけるように「アンチエイジング」から始まっているこの実践Ⅰコースです。「一年経って一年分老いたではなく、一年経ったら一年分若返ったな」と皆さまに思っていただけるような最高の流れを目指して展開してまいります。
今回取り上げた3つのアプローチも過去に研究実践コースで発表されたものをベースに、より効果を高めるためのプラスαの要素を加えたものです。そのそれぞれについて、より深く、より詳細に、そしてとても分かりやすく解説されました。
そのアプローチで狙っている部位はどこで、そこにはなぜ疲労が溜まるのか。疲労の蓄積により生じる症状はどのようなもので、その影響はどこにまで及ぶのか。その部位はどのような性質のものだから、どのようなことに気を付けて、どのようにアプローチしたら良いか。また、改善によってどのようなところまで期待できるのか、などがより詳しくすごく分かりやすく解説されたのです。
私の場合「手掌に蓄積した疲労を解消して上肢を動かしやすくする」が一番衝撃的でした。
お恥ずかしながらそれまでは、「こういった方法でアプローチするとそこに圧痛が出るから、それを解消すると手が楽になるばかりではなく肩まで楽になるんだ」といった程度の解釈で、指先の感覚を頼りに活用しておりました。ところが今回の解説を聞いて、「どのような理由でなにをターゲットにしているのか」ということを理解した途端に、これまではおぼろげに不明瞭だったところがいきなりストンと腑に落ちて、自分の中ですべてが一気に繋がりました。それによって、このアプローチが持つ意味をきちんと理解できたので、その活用法がすごく明確になり、臨床の場での活用の幅が一気に広がりました。今ではこのアプローチは要所で活躍してくれる、私の強い味方となりました。
私が経験したこのようなことが、この実践Ⅰコースで本部長が目指す『自分が持っている宝物の山をなるべくアクティブな状態にする』といことなんだとあらためて実感しました。私は今、自分の中の宝物の山がどんどん輝きを増していき、自分がどんどん成長できるという期待感で胸が膨らんでおります。ご受講いただいた皆さまも、きっと私と同じ気持ちでいらっしゃることでしょう。
いま「自分が持つ宝の山を輝かせたい」と思ったあなた!ぜひご参加くださいませ。実践Ⅰコースは、気導術のキャリアやプロ・アマ問わずにどなたでもご参加いただけるオープンクラスとしております!!
皆さまが持つ宝物をアクティブな財産とする『実践Ⅰ』コース。セミナーを通して「秘めたる実力」をストレートに出せる実力にどんどん引き上げて、これからの日々をさらに「良い一日だった!」と思える日の連続にしてまいりましょう!!
どこまでも進化し続ける「気の教室」。実践Ⅰになってもワクワク感は沸騰し続けです!!皆さま、ぜひぜひご期待くださいませ!!!
大井 洋